有酸素運動の脂肪燃焼効果は効率が悪いですが・・・

お腹を中心に溜まった体脂肪を減らそうと、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動に励んでいる人は大勢いらっしゃいます。

実際に、早朝、外へ出てみると街の中をウォーキングやジョギングをしている人をよく見かけます。

確かに、これらの有酸素運動は体脂肪を燃焼する効果があり、ダイエット=有酸素運動というイメージも強く、また、どこでも気軽に行えて、お金もかからないということから最も人気の高い運動となっています。

しかし、体脂肪の燃焼量は思っている以上に少なく、時間をかける割には効率の良い運動とは言えません。

例えば、お腹に付いている体脂肪1kgを落とそうとすると約7000キロカロリーのエネルギー消費が必要になります。

体重60kgの一般的な人が、約1時間かけてゆっくりと6キロメートルのジョギングをした場合、多く見積もっても360キロカロリー程度の消費量です。

体脂肪1gを消費するには、7キロカロリーが必要なので、ジョギングで消費した360キロカロリーを7で割って、約51gの体脂肪を燃焼したことになります。

1時間かけてジョギングして、たっぷりと汗を掻いてかなりの運動量をこなしたように感じますが、体脂肪の燃焼は、計算上で僅か51gしかないのです。

しかも、1時間のジョギングで消費した360キロカロリー全てが、体脂肪燃焼に使われるわけではありません。

運動で消費されたエネルギーは、だいたい糖質50%、脂肪50%という半々の割合で使われますので、実際は、1時間の運動で消費される体脂肪量は僅か25g程度ということになります。

それでも、有酸素運動を続ければそれだけの量の脂肪燃焼が得られるわけですが、有酸素運動による体脂肪燃焼効果を過剰に期待しないようにしなければなりません。

そして、特に注意しなければならないことが、運動した後の満足感からの食欲です。

そもそも、人の体は運動によってエネルギーを消費すると、その分を補うために食欲が増すようなメカニズになっています。

それに加えて、1時間程かけて汗を流し達成感を感じると、どうしても頑張ったご褒美として食べ物や飲み物を自分にあげたくなり、つい、口に入れてしまいます。

しかし、コンビニなどで販売されている菓子パンやスナック菓子などは軽く400キロカロリーを超すものが多く、運動で大して消費カロリーを稼げていないのに、それらの食品を一つ食べただけで運動で頑張った分があっという間にリセットされ、逆に過食状態になってしまいます。

毎日、スポーツジムに通って有酸素運動に励んでいるのに、痩せられないし、逆に体重が増えているという人は、こうした食べ過ぎが原因かもしれません。

まずは、しっかりと食事コントロールする必要があります。

そして、以前は、有酸素運動の脂肪燃焼は20分~30分以上続けないと効果がないなどと言われていましたが、現在は、途中で休息を入れて、ブツ切れに続けたほうが効果が高いということが実験で証明されています。

ですから、無理して1時間続けなくても、途中で何回か休息を入れてゆっくりと1時間行えばいいわけです。

有酸素運動の脂肪燃焼効果は、時間をかける割には効率が悪いですが、それでも、確実に脂肪燃焼するので、過剰に期待しないで継続することが大切です。